体験!発明クラブ「電子メロディーを光で送る」(八戸市少年少女発明クラブ)

更新日: 2023年09月11日印刷

  • 活動日:2022年07月23日(土)
  • 参加人数:15名

 令和4年7月23日(土)、八戸市児童科学館視聴覚室において、令和4年度青森県創造性育成活動支援事業『体験!発明クラブ ふしぎな科学工作』を開催しました。市内の小学校1年生~5年生10名と保護者5名が参加しました。

 今回、挑戦するのは、LEDの光に電子メロディーの音をのせて送る「光通信」の工作です。小学校低学年でも簡単に作れるように、はんだ付けの要らないブレッドボードを使って工作と実験を行いました。

 0723体験講座チラシ

 子どもたちは、初めて見聞きする、フォトトランジスタや抵抗、ブレッドボードなど、小さな電子部品に興味津々です。
 まずは、送信機の制作に取り組みました。
ブレッドボードにメロディーICの3本の足を恐る恐る、次はLEDの足の長さを間違えないように慎重に、最後にボタン電池のホルダーを順番に取り付けた子どもたちは、赤色LEDが光ると大喜び。
講師から「LEDの光が震えているのがわかりますか?音を送っていますよ。」と教わり、じっくり観察するも「音が鳴らないのでわからない」と素直な感想を述べていました。
 そこで、いよいよ受信器の制作。今度は手慣れた様子で抵抗、フォトトランジスタ、圧電スピーカーを次々差し込んでいき、電池を入れて、送信機と受信機を向い合わせると、オーラ・リーの曲が流れました。みんな満面の笑顔です。

 完成後は、実験タイムです。
向かい合わせた送信機と受信機を少しずつ離していくと、どの位の距離まで音を受信できる?間に障害物を入れたらどうなる?向いあわせず、光を鏡や白い紙で反射させたら音は鳴るかな?など、思い思いにいろいろ試していました。
「この仕組みを何に使ったらよいかな」の質問に、玄関に取り付ける。時計に使う。など、各自アイデアも出しました。

 最後は、講師から簡単に電子回路を作れるブレッドボードの利用法や、発明クラブの活動紹介、夏休みに向けての発明くふうや自由研究のお話を聞き終了しました。

 

 

 

 

 

【小学生の感想】
・ブレッドボードだったりLEDとかをしれてよかったです。(小2男子)
・光でメロディーを送れることができることを知れておもしろかったです。(小4女子)
・新しく分かったこともあるし、いろいろなところで工夫できると知り楽しかったです。(小5男子)

【保護者の感想】
・親子で工作、科学について学ぶことができ、たいへん有意義な機会でした。低学年なので原理は解らずとも、科学や技術に興味を持ってもらえるのかなと思います。(小1女子・父)
・とてもわかりやすい説明でした。子どもたちもスムーズに製作できて満足していました。(小1男子・小4女子・母)
・発明クラブに興味があったので、活動を体験することができてよかったです。先生のお話を聞いて、チャレンジすることが本当に大事だと感じました。(小2男子・母)

【事務局より】
・夏休み開催で当初は定員を超える25名の申し込みがありましたが、コロナ感染急拡大のため、直前にキャンセルが多数出たのが残念でした。発明クラブでは、通常のクラブ活動、公開講座でも感染予防対策を徹底して活動を行っています。