弁理士さんの「知的財産教室」開催! (八戸市少年少女発明クラブ)

更新日: 2023年09月11日印刷

  • 活動日:2022年10月09日(日)
  • 参加人数:クラブ員18名、講師2名、ほか八戸市発明クラブ指導員、保護者

 令和4年10月9日(日)、日本弁理士会による「知的財産教室」をオンラインで行いました。ご指導くださった弁理士さんは、三浦特許商標事務所の三浦誠一弁理士、十和田商標特許事務所の坪淳一弁理士のお二人です。
 三浦弁理士の進行で、まずは「弁理士」というお仕事の内容と子どもたちの大好きな身近な商品である「うまい棒」や「トッポ」「伊右衛門」「いろはす」などで、「発明」「意匠」「商標」という知的財産の種類について、クイズを交えながら楽しく学びました。
 次は、「ちりとりがゴミ箱より大きいのでゴミがうまく入らない」という問題を解決するため、‟新しいちりとりのデザイン”とデザインしたちりとり模型の制作に挑戦しました。クラブ員はさまざまな方法で問題を解決するちりとりのアイデアを考え、工作用紙で模型を作って、ズームで活発に発表を行い、弁理士さんから一人一人に良い点、改善点など温かいコメントをいただくことができました。
 最後は、「特許」についてのビデオの視聴と「弁理士さんへの質問タイム」となり、小学生クラブ員からの素朴な疑問への回答だけでなく、クラブ卒業生の高校生からの弁理士資格取得についての相談にも親身なアドバイスを頂戴いたしました。
 2時間超のリモート授業で、「知的財産」という小学生には耳慣れない難しい内容にも関わらず、実際の商品や動画を駆使してわかりやすく教えていただき、飽きることなく最後までしっかりと学ぶことができ、たいへん有意義な活動となりました。
 日本弁理士会の皆様に厚く御礼申し上げます。 

 

 【クラブ員の感想】

  •  とっきょのいみをおしえてくれてありがとうございました。ちりとりのアイデアを考えて図を書いて作るのが少ししっぱいしたけれど、うまくできてよかったです。 (小3男子)
  • 発明をまねされないように特許を取ることがだいじなことが分かりました。特許を取ることがあったら弁理士さんに相談したいです。(小4女子)
  • 初めて弁理士という仕事を知りました。弁理士さんが一人ずつ話を聞いてくれたのがとてもうれしかったです。そして、弁理士さんになっても法律や科学の勉強をし続けていることがすごいと思いました。 (小5男子)
  • アイデアを保護する方法がわかったので良かったです。お金を支払うことで特許という信頼を得られるので、アイデアが生まれたら弁理士に相談したほうが良いと思いました。(中2男子)

 

 【保護者の感想】

  •  こどもたちの積極的な発表と質問があり、大変有意義な時間でした。息子も良い刺激を受けたと思います。
  •  難しい内容をとてもわかりやすく教えていただいて、子どもが集中して聞いていたので良かったです。ありがとうございました。
  •  以前、対面授業を参観しましたが、今回は、ズームでの動画を交えた解説でとてもわかりやすく勉強になりました。また、フォローしてくださった先生のお話も的確でためになりました。

 

 【弁理士さんからのメッセージ】

  • 参加者アンケートから、知的財産が身近なものであることを理解いただけたように思えます。また、知的財産がビジネスを成功させる一つのツールとなる場合があることを体感していただけたように思います。さらに、弁理士の仕事を理解いただき、その仕事に興味をもってくださるクラブ員がおりました。10年、20年後、今回の知財授業を思い出し、弁理士になろう、弁理士に相談しようというクラブ員がいるかと思うと、嬉しくなります。