八戸市少年少女発明クラブ「八戸工業大学キャンパス見学・体験学習」

更新日: 2023年11月07日印刷

  • 活動日:2023年10月15日(日)
  • 参加人数:クラブ員27名、保護者22名、クラブ指導員

 令和5年10月15日(日)、クラブ員27名と保護者22名、クラブ指導員3名の総勢52名で、八戸工業大学 工学部 生命環境科学コースのキャンパスを見学しました。

 まずは、大学教育の目的や科学技術の現在についてのお話や生命環境科学コースでの授業の様子(座学、実験、レポート、実習、研究、論文)をスライドで紹介していただき、クラブ員は、小・中学校での先生から教わる勉強とは異なる、自ら学ぶ大学に興味をひかれた様子で真剣にお話を聞いていました。

 

 次に、通常は関係者以外立入禁止バイオハザードステッカーが貼られた遺伝子操作実験室をのぞかせていただいたり、走査型電子顕微鏡でシャープペンシルの芯を観察するナノの世界を見せていただいたり、構内にあるチーズ・ビールプラントを案内していただいたりしました。
クラブ員は広いキャンパスや様々な実験設備に驚いた様子で、質問の時間には手を挙げて積極的に発言する姿が見られました。

 

 

 また、遺伝子研究、カーボンニュートラル社会、水素貯蔵技術、生態系モニタリングなど先生方の研究のお話の中でも、コロナの変異株、水素燃料、SDG’s、ドローンなどニュースで耳にしたことがあるフレーズに反応して、一生懸命メモを取っていました。

 

 コロナのために、科学館の外に出ての見学は3年ぶりのことでした。子どもたちの表情を見ていて、目がキラキラと輝いていて先生方のお話をくいいるように聞いていたのが印象的でした。小学校3・4年生には難しいかなと思うところもありましたが、自分の興味ある分野は大人以上に興味を示していたと感じました。本物の持つ力は、年齢に関係なく人を感動させるとあらためて確信しました。実施できて本当に良かったと感じました。

 

 

【クラブ員の感想】 

  • すいそという目に見えないものを-260℃までひやすとえき体になって、すいその力で車を動かせるなんて、とてもびっくりしました。(小3男子)
  •  いでんしのことがなんとなくわかりました。どうやってできているのか、調べればすぐわかるのがすごいと思いました。(小4女子)
  •  植物の光合成は知っていましたが、海草も同じ働きをするという説明にとてもおどろきました。(小5男子)
  •  人間がいなくなれば、CO₂を減らせるという考え方がおもしろいと思いました。(小6男子)
  •  2050年までにCO₂排出ゼロを目指し、水素の持ち運びが便利になる研究を行っていることを知り、私たちも小さなことからCO₂削減について意識していかなければと思いました。(中1女子)
  •  大学と高校との違いがわかりました。資格を取ることを目的に行くのではなく、自分のやりたい勉強をした結果、資格がついてくるという話を聞いて、なるほどと思いました。コロナの話では、色々な知識を応用するということがわかりました。(中2男子)
  •  ブルーカーボンの話はとても興味がありました。グリーンカーボン、ブルーカーボンのほかに、これから様々な色のカーボンが出てきたら楽しそうだなと思いました。平内町の白鳥が今年は来ないことをドローンを使って解明できたのはすごいと思いました。地上から見ているだけなら絶対わからないことなので、視点を変えることは大事だと思いました。(中3男子) 

 

 

【保護者の感想】

  •  数十年振りの講義はとても楽しかったです。どんな質問にも答えられるのはさすがだなと思いました。我が子にも好きな事、得意分野を楽しんで行ってほしいです。ありがとうございました。(小3男子・母)
  •  この度は、貴重なお話をありがとうございました。工業大学なので、勝手なイメージで機械系の学科や研究がメインだと思っていました。遺伝子研究やビール・チーズ工場など初めて見学し、興味深くとても楽しかったです。子ども達も興味深そうに真剣に話を聞いており、有意義な時間を過ごせたと思います。ありがとうございました。(小5男子・母)
  •  大変有意義な企画をしていただき、誠にありがとうございました。参加した子どもたちも興味深い話を沢山聞くことができ大変喜んでおりました。(中1女子・父)