令和2年度青森県創造性育成活動支援事業 「親子で体験!発明クラブ」(八戸市少年少女発明クラブ)

更新日: 2023年09月11日印刷

  • 活動日:2021年02月27日(土)
  • 参加人数:親子14組

 

 令和3年2月27日(土)、八戸市福祉公民館にて、小学校2年生と3年生の児童と保護者を対象に発明クラブ活動を紹介する公開講座を開催しました。

 

 20210227_体験講座チラシ_

 

 「ふしぎ実験・楽しい工作を体験しよう」というテーマで、発明クラブの一年間の活動風景のスライドや、クラブの目的である子どもの創造性育成のお話などを交えながら、親子での工作体験を楽しんでいただきました。

 まずは、講師の念力パフォーマンスからスタート。落下する大きな玉が、掛け声とともに自由に止まったり、動いたりする現象に「あれっ?ふしぎだなあ。」「どうなっているのかな?」という出発点から、その仕組みを利用した「ふしぎな〇〇」という自分の意思で自由に落下が止まる工作に取り組みました。

 『〇〇』は各自が、何が動いたり止まったりしたらおもしろいかなと考えて、くだものやボール、乗り物などを自由に描いて、オリジナルの作品作りに励みました。作業中には、材料の扱い方や工具の使い方のワンポイントアドバイスがあり、保護者の方がなるほどと頷く場面も見られました。講師から「なぜ、このような動きをすると思いますか?」との問いかけに、子どもたちは次々と手をあげ、完成した作品を上手に操作しながら、自分の考えを発表しました。

 さらに「ふしぎな〇〇」を発展させた「木登りさる」の工作も行い、アイデアのふくらませ方や、誰かが困っていることを助けようとする気もち、失敗したら、そこには成功の鍵が隠されていること、いまあるものをより良くするためにと考えること、それらすべてが「発明」につながっているということを学びました。

 最後は、LEDライトと紙コップを使って、冬の星座の代表オリオン座を中心にした「ミニプラネタリウム」も制作し、当日の八戸市の星空のお話も聞きました。

 小学校低学年にはやや長い1時間半の講座でしたが、集中してお話を聞き、飽きることなく工作に取り組み、作品で遊んで、アンケートには参加した全員が「また工作したい」と回答してくれました。

 

       

 

【小学生の感想】

  • いろいろなことがふしぎだったから、家に帰ったら、またやりたいと思いました。(小2男子)
  • いろいろなしくみがわかって、とてもたのしかったです。これからもがんばってはつめいしてください。わたしもはつめいしてみます。(小2女子)
  • プラネタリウムがこんなにかんたんに作れるのをはじめて知りました。(小3男子)
  • 自分のためになったのでよかったです。もっとちがう作品を作りたくなりました。(小3女子)

【保護者の感想】

  • 自身の気づきを感じる働きかけをしてくださっていたことが印象的でした。何事にも興味を持ってくれるようになればいいなと思いました。(小2男子・父)
  • 1時間半の中に様々な体験プログラムが組まれていたので、子どもの集中力が途切れることなく、ワクワクした気持ちで取り組むことができていました。子どもの考える力を育むために、どのような働きかけが必要なのかが分かり、参考にしていこうと思います。(小2女子・母)
  • 「動くしくみ」を子ども自身に考えさせることにより、子どもはさまざまな発想をしたり、くふうするのだなあと感じました。簡単なしくみでもこんなに楽しめることがわかり、目からうろこが落ちるような思いでした。子どもの工作を温かく見守っていこうと思います。(小3男子・母)
  • 子どもが夢中になり、あっという間に時間が過ぎました。ひらめいたり、くふうしたりする体験は本当に大切だと感じました。とても良い時間を親子で過ごせました!どんどん色々な「なぜ?」を体験してほしいと思います。(小3女子・母)