親子で体験!発明クラブ「磁力で虹を光らせよう」 (八戸市)

更新日: 2024年03月05日印刷

  • 活動日:2024年02月25日(日)
  • 参加人数:小学生10名、保護者11名

 令和6年2月25日(日)、八戸市福祉公民館にて、令和5年度青森県創造性育成活動支援事業「親子で体験!発明クラブ 磁力で虹を光らせよう」を開催しました。講座には、発明クラブに興味関心を持つ親子17組の申し込みがありましたが、当日は残念なことにインフルエンザでの欠席連絡が相次ぎ、小学生10名と保護者11名が親子で電子工作に取り組みました。

 

 R60225体験講座チラシ(八戸市)

 

 

 まず、当クラブの一年間の活動についての説明を行いました。

 「作って!遊んで!学ぶ!」をテーマに、楽しくものづくりに取り組みながら、技術や知識をつけていくこと。技術力をつける課題工作、コンピュータの活用。アイデア・発想、発明くふう展・絵画展、アイデアコンクールへの挑戦。表現力をみがく発表会。コロナ5類移行後、再開した見学・体験学習について。笑顔で工作や実験を行っているクラブ員の写真など、クラブ紹介のスライドを見ていただきました。

 

 

 そして、今日の工作の紹介です。講師の左手には、虹の形にチューブがついている紙のデザートカップが、そして、右手を近づけると、白いチューブに、青、黄、赤、緑と次々光が色を変えて流れていきます。「光った!」「きれいだね。」子どもたち、お母さんたちの声が聞こえます。

 でも、カップにスイッチはありません。講師の指には絆創膏。見本を作る時、怪我をしたのでしょうか?  ここで、講師が種明かし。絆創膏で指に小さな磁石を貼り付けていたのです。その指先をカップ(中のリードスイッチ)に近づけて、タイトルの通り「磁力で」虹を光らせたのです。

 

 

 いよいよ、ブレッドボード、イルミレーションLED、リードスイッチなどを使った電子工作のスタートです。低学年の子どもたちは、初めて、見て、触る電子部品。講師がひとつひとつ説明を行いました。乾電池のプラスとマイナス。電池ボックスへの入れ方。電気はどうして流れるの?豆電球や蛍光灯より長持ちするLEDについて。電気を流れにくくする抵抗とは。 最後は少し難しくなってきましたが、真剣にスライドを見てお話を聞く子どもたちの姿が印象的でした。

 

 講師の余談で、雪国向けLED信号機実用化へ、名久井農業の高校生がヨーグルト容器のふたの裏側に使われているハスの葉の表面の突起が水をはじく効果に着目して、京大と共同開発したエピソードを紹介すると保護者の皆さんが感心されていました。

 

 工作は、ショートを防ぐカバーをつける工夫がされたLEDの足、抵抗、リードスイッチなどをブレッドボードに慎重に差し込み、最後に電池ボックスのコードも入れて配線が終了しました。

 磁石を近づけ、LEDが点灯するか確かめ、確認後、配線が外れないように注意しながら、カップの穴にLEDを差し込む作業では、手の大きな大人のほうがやや苦戦していました。

 早くチューブを光らせたい子どもと協力して、全員が虹のカップを完成させました。 きれいな虹が光り、大満足の笑顔で講座を終了しました。

 

 

【小学生の感想】 

  • LEDをあなにはめるところがむずかしかったけれど、すごくべんきょうになったし、楽しかったので、またやりたいです。 (小2男子)
  • ブレッドボードにさすのが楽しかった。7色の光がきれいだった。また工作をやってみたいです。(小2女子)
  • LEDライトの仕組みがわかって勉強になりました。他にもLEDを使って作りたいです。(小5 男子)
  • LEDが何か良くわかりました。勉強を生かして工作できたから、また講座に参加したいです。(小6女子)

【保護者の感想】

  • 小2なので電気に関する話は難しそうに聞いていましたが、色々な仕組みを知れて良かったと思います。工作が好きなので、また機会があれば参加したいと思います。(小2男子・父)
  • 大人でも知らない事をわかりやすく教えていただき子ども共々、興味津々で講座を受けました。科学的なことが大好きな息子はさらに興味をそそられたようです。貴重な体験でした。(小2男子・母)
  • 発明クラブがすごく楽しそうで私が入りたいです。子どもの好奇心や探求心をくすぐるしくみがたくさんあって、子どもがはまればすごくステキで参加させたいです。(小2男子・母)
  • 息子が興味を持って体験してくれて、熱心に取り組んでいる様子を隣で見ることができてうれしかったです。現代の実験はLED、私の時代は豆電球で、親にとっても新たな学びになる機会でした。 (小5男子・母)