第2回小・中学生によるエネルギー・環境問題アイデアコンテストで八戸市発明クラブ員が最優秀賞!!

更新日: 2020年02月17日印刷

  • 活動日:2019年08月09日(金)
  • 参加人数:県内教育関係者多数

 令和元年8月9日(金)弘前市商工会議所において、日本教育新聞社主催「第22回エネルギー・環境教育シンポジウム」が開催されました。これは教員や教育関係者を対象に最新のエネルギー環境問題の情報提供を行う講座です。
 プログラムには、基調講演「新学習指導要領での理科教育の課題と授業づくり」や弘前大学大学院教授による研究発表のほか、平成31年3月「第2回小・中学生によるエネルギー・環境問題アイデア・コンテスト」で優秀賞を受賞した小・中学生6名による「プレゼンテーション・本大会」が行われ、当クラブの松山さんが小学校部門の最優秀賞に輝きました。

 

 

「第2回 小・中学生によるエネルギー・環境問題アイデア・コンテスト」

 小学生部門 最優秀賞
「ピアノ発電」 基礎コース 松山 結宇 (南部町立名久井小学校4年)

 

 ピアノ発電(プレゼンテーション画像抜粋へ)

 

 松山さんは毎日ピアノを練習しているので、けんばんをおす力や音から電気をつくることができないかと考え、「けんばんをおす力による発電」と「ピアノをひいたときの音のしん動」による2つの発電を思いつきました。
 また、発電方法についての調べ学習で、実際に振動をエネルギーに変える圧電素子を利用した「振動発電」の研究がすすめられていることや、従来の発電では二酸化炭素を排出して地球温暖化が心配されていることを知りました。
 そして、ピアノ発電」は二酸化炭素を出さない環境に優しい発電であること、小さな音より大きな音のほうが効果があるので、合唱や楽器演奏など学校全体で楽しく発電に取り組みたいと思ったことを発表しました。
 さらに、発電した電力の使い途は、学校の冷暖房のほか、松山さんが伴奏するクリスマスソングに合わせ、ツリーのライトが光ったり、プロジェクションマッピングが映し出されたり、みんなが楽しく喜ぶことに使いたいと夢を語りました。
 最後に、お菓子の容器、ビー玉、メロディーカードのスピーカーであるセラミックス板(圧電素子)を使った手作りの発電装置でLEDを点滅させる実験を行いました。そして「電気を作ることの大変さを実感した。電気を大切に使っていきたい。」と締めくくりました。